そこぉ~!!
私は心の中で何度この言葉を言っただろうか・・・
以下は「あるブラック企業の全体会議」の一こまである。
N営業本部長が全体会議で火を吹く。
N営業本部長: 「なんてこった、お前ら!どうして売れないんだ?!」 「Aくん、なぜこの商品を一日100個も売れないんだ?何してるんだ、ねえ!」
彼の怒号が会議室に響く。まるで怒れるライオンが、ジャングルの静けさを打ち破るかのように。
社員A: 「実はその商品、オーナーに何度も魅力を説明しているんですが、話す耳持たずでして…」
N営業本部長: 「ふん、あのオーナーか。あいつなら、辞めてもらっても構わない。それより、君もダメだな。もっとはっきり言わないと。【おい、お前!本部の言うこと聞けねーなら、消えろ】ってな!」
社員一同、心の中で: (それ本当に言っちゃう?)
N営業本部長、続けて:
「でも、今みたいな言い方しちゃダメよ!」
全員、ポーカーフェイス
でも、心の中は・・・
(そこぉ~)
こんばんは、皆さん!元ブラック企業の社員Aです。今回のやりとり、全部実話なんですが、なんだかギャグっぽいでしょう?まさに部活みたいな会社でしたからね。
昔、勤めていた会社は九州では有名なフランチャイズのコンビニチェーンでした。でも今はもう存在しないんですよ。私が去ってから一年も経たずに、大幅な債務超過で消え去り、大手コンビニチェーンに吸収されたと聞きました。
まあ、うん、そうでしょうね。最初のやりとりからも分かるように、会社としての機能はなかったし、まるで部活みたいな組織だったんですから、そんな結末も必然かもしれませんね?
そんなブラック企業で12年も過ごした私の実体験を基に、ちょっと笑いに転換しながらお話ししようと思います。
でも、その前に、私の自己紹介をさせてくださいね。
私、真面目なんですが、特に目立った才能もないし、家庭環境もそんなに裕福じゃなかったです。頭は悪くもないけど、良くもない。何事もバランスよくこなせるのが得意で、とにかく体力だけは自信あります。
地元の私立高校を出た後、福祉系の大学に進学したんですけど、給与がイマイチだなと思って、思い切って一般企業に入社しました。特に目標もなくて、まさに「明確な目標がない人間」です(笑)。
そう、みんな気づきましたか?「(カッコ)」に注目してください。まさにブラック企業の社長が大好きそうなタイプでしょう?今思えば、この会社を選んだ時点で私自身がアウトだったんですよね。でも否定はしません。だって、私みたいな人間の受け皿が必要だったんですから(笑)。
それでは、私の体験談を元に、この会社の様子を楽しく語っていきましょう!
あるあるって感じる人、けっこう危険なんで(笑)。